読書記:三木義一著「日本の税金」

民主主義とは、すなわち税金の使い道を監視することである、というシンプルな腹落ち理解ができた。
消費税は、公平でシンプルな税制だと思い込んでいたが、内情はまったくその逆である点など、新しい発見があった。
特にこれからの高齢化社会・格差社会においては、
「税金をどう使うか、ムダに使っていないか」というアウトプットの監視以上に、
「税金をだれからどう集めるか」という新たな税制の仕組みづくり、つまりインプットの監視視点を重視していかねばならないだろう。
その点こそ、今の一般市民(特に我らサラリーマン)に欠けている点だと思う。

日本の税金 (岩波新書)
岩波書店
三木 義一
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