読書記:小笹芳央著「なぜ、できる人から辞めていくのか?」

day2リーダーシップのための関連読書。
というより自分の会社におけるマネージャースキルの参考に。
実践的な心構えが簡潔にまとめてあり、非常に重宝する内容になっていた。
【主旨】
会社に求めるものの2つのパラダイムシフト
・金銭報酬から意味報酬へ(社会にとって会社にとって自分にとって、どれだけ意味のある仕事か)
・地位報酬から市場価値へ(他の会社でもやっていけるか)※今の会社に居続ける意味合いが重要

金銭や地位と違い、「意味」「市場価値」という部下にとっての「モチベーションの種」は無限に創りだせる。
つまり上司次第。そしてモチベーションの源泉はコミュニケーション。
【仕事の意義:部下の意欲を引き出す要素】
①納得感
・・・自分が顧客の立場でも自社の商品を買えるか。
・・・自分の仕事を知人に教えられるか。
②使命感
・・・仕事による「自己実現」「社会との接点」があるか。
・・・ひとつ高い目線での目的を把握し、やりがいを感じることができるか(教会の石の話)
③責任感
・・・最終的な決断、選択を与えているか。
④普遍性
・・・社外でも通用する普遍的なスキルを身につけられる機会か。
⑤貢献感
・・・誰かに貢献していて、ありがとう、と言われるか。
・・・会社に、社会にどのように役立つか見えるか。
⑥承認感
・・・いい仕事をしたね、と褒めることができるか。
・・・しっかり仕事ぶりを見ているか。
⑦季節感
・・・心機一転、心が改まる機会があるか。
・・・メリハリを与えられている初動になっているか。
【部下のモチベーションを引き出すアクションプラン】
①マイルストーン効果
・・・小さい目標を設定し、ゴールまでの道筋をつける
②ロールモデル効果
・・・憧れの人を設定する
③ロールプレイング効果
・・・立場を変えて行動してみて、多角的な視点を身につける
④ライバル効果
・・・競争意識の活用
⑤スポットライト効果
・・・名前を取り上げる。自分意識を高める。
⑥マッサージ効果
・・・解決方法よりもコミュニケーション
→自分に不足していてすぐに実践したいのは③⑤
【影響力のある上司】
①こわい(厳格性)
②すごい(専門性)
③すてき(人間性)
④ありがたい(返報性)
⑤ブレない(一貫性)
→これは以前読んだ「影響力の武器」にかなり通じる。

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