グロービス:アカウンティング基礎day1

今月からは4科目目のアカウンテイング基礎。
大阪弁のパワフルな講師の方の楽しくリズミカルな授業で、あと5回が楽しみになってきた。
知識の詰め込みではなく、数字との向き合い方の本質を教えてくれる、まさに求めていた内容だったので、とても満足。
【大枠の気づき】
■アカウンティングは「考えれば分かること」。
・「専門的知識」「覚えなければ始まらない」という先入観は払拭すべき。
・誰にとっても身近なお金の話だからこそ「考えれば分かることばかり」。
■経営者の「意図」により、財務諸表は変化する余地がある。
業種ごとの特性やステークホルダーへの見え方を考慮し、同じ現実でも財務諸表の数字は異なってくる。
→費用の分類方法、棚卸評価方法、減価償却年数などに判断の余地あり
→だからこそ大企業では第三者の監査が必要
【個々の学び】
①(P/L)(B/S)いま、どやねん?で勘定科目の分類ができる
・いま、借金いくら?→答えられるからB/S
・いま、給料いくら?→期間を区切らないと答えられないからP/L
②(P/L)それが無くても製品が作れるか?
・それが無かったら製品が作れないものが原価。だから製造労務費は原価に入り、営業人件費は販管費に入る。
・運搬費や減価償却費とかも同様、使われ方により原価の場合も販管費の場合もある。
③(P/L)本業or本業以外→経常活動or臨時的?
・売上や費用がどこに分類できるかは、このように考えればよい
・震災時の修理の例のように、解釈次第で販管費にも特別損失にもなる
④(B/S)○○引当金は○○がポイント。
・引当金とは、「今は起こっていないが」「将来間違いなく発生し」「だいたいいくらかかるか分かる」ものを、あらかじめ相当額を引っこ抜いて手当しておく科目。
・貸倒引当金は、発生したときに「払うもの」ではなく「来るはずのものが来ないもの」なので、資産の部にマイナス計上しておく。
・その他の○○引当金はたいてい発生したときに「払うもの」なので負債の部。
⑤(P/L)(B/S)棚卸資産の評価方法や減価償却費は、できるだけ売上と原価を対応させて収益性の実態を把握しやすくするための、計算上の工夫。