グロービス:アカウンティング基礎day5

・今回のテーマは管理会計。
先週のインフルエンザ自宅待機のおかげで予習をしっかり行って臨めた。
新しく得た知識が多かったが、「管理会計は目的に応じて柔軟に」という概念で認識できたのが収穫。
【管理会計の意義】
管理会計は社内の意思決定に活用するツール→自社の状況に合わせた方法で行う
(一方、財務会計はステークホルダーに対する経営状態の報告だから他社との共通フォーマットが必要である)
→管理会計では目的に応じて活用ツールも異なるし、例えばの分類方法なども変わってくる
→売上ー費用=利益。このうち利益拡大のために自社でコントロールできるのは「費用」。管理会計は費用のマネジメント。
→変動費/固定費などははっきり分類できないものも多いので、「意志決定の目安としてできる程度の精度」を保てれば良い。(緻密に考えすぎない)
【変動費/固定費】
変動費とは、売上や生産量に応じて金額が変動する費用。
固定費とは、売上や生産量に左右されずに金額が変わらない費用。
■これが分かって何が嬉しい?
売上の変化に応じた費用、利益の動き方が分かるので、
①どれだけ売上が上がれば利益がでるのか分かる(損益分岐点)
②どの商品を売れば、より儲かるかが分かる
③どれだけ値引きしても儲かるかが分かる
■損益分岐点分析
・売上-変動費-固定費=利益(利益がゼロの時が損益分岐点)とシンプルに考えればよい。
・損益分岐点比率は「今の売上の何%のところに損益分岐点があるか」
■留意点、デメリット
・変動費と固定費の厳密な区別は難しい(売上と費用が分かればexcelを使った回帰分析で推測することが可能)
・売上の変動により、変動費率や固定費は変化することが多い
・売上数量が上昇すると、売上単価は下がることが多い
→「意志決定の目安としてできる程度の精度」を保てれば良い。(緻密に考えすぎない)
【直接原価計算/全部原価計算】
製品原価と期間原価という区分をした場合に、
・直接原価計算・・・変動費は製品原価とし、固定費は製品に紐づけず期間原価とする
→期末在庫の製品原価の中に固定費が含まれず、固定費はすべて当期費用として計上
・全部原価計算・・・変動費と固定費両方を製品に紐づけて製品原価とする
→期末在庫の製品原価の中に固定費が含まれる
したがって、期末に在庫がある場合(製造量=販売量ではない場合)は、計算方法の違いで利益が異なってくる。
全部原価計算だとたくさん製品を作れば作るほど製品1個あたり固定費額が下がり、原価が下がる。
(しかし、見せかけの利益は上がっていてもコストは発生しており、在庫が増えツケを回している感じになるだけ)
→財務会計P/Lでは全部原価計算だが、管理会計で活用するには直接原価計算のほうが使い勝手が良い。
【直接費/間接費】
どの商品に関わって発生したかが明確な費用が直接費、そうでないものが間接費。
原価=直接材料費+直接労務費+製造間接費
■これが分かって何が嬉しい?
実際にどの商品にいくら費用がかかっているかが分かるので、
①今後どの商品に力を入れるべきか分かる
②その商品の価格設定の意思決定に活用できる
→間接費の配賦が重要なポイント。そこでABC(Activity Based Costing)
■ABC
伝統的な原価計算では製造間接費の配賦を、作業時間など本来の発生原因とは異なる単一基準をもとに行っていたが、多品種少ロット、間接費の増大という時代変化に伴い実態とかけ離れてきた。そこで様々な業務プロセス(アクティビティ)に紐づけて間接費の配賦を行うのがABC。
各アクティビティにおける基準となるのがコストドライバー。
■ABCのメリット、活用が有効な業態
・成熟市場でコスト競争が激しい業界(厳密な原価計算による価格設定が必要)
・多品種少ロット商品。製造工程で仕様や作業の差が大きく、また少ロットのため1個あたりの配賦額も大きいから
・費用に占める間接費の割合が高い商品
■ABCの留意点、デメリット
・正確な配賦をする作業自体にコスト(時間・手間)がかかる
【標準原価計算】
原価=直接材料費+直接労務費+製造間接費
ここで材料費や労務費を「単価×数量」と分解し、それぞれ標準価格、標準数量を決めておくこと。
で、実際の価格、数量と比較してその差異から次の打ち手を決める。
→PDCAツール
■標準原価計算の留意点、デメリット
・多品種少ロットの流れになり、細かな仕様相違に対応した標準原価の設定が困難
・製品ライフサイクルの短命化により設定が困難
・機械化による労務費の減少、設備投資による間接費の増大により作業効率を高める余地が少なくなっている

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