読書記:上田惇生著「ドラッカー入門」

今年はドラッカーを読んでいこうと思い、まず図書館で借りてみたのがこの本。
先にこの本を読んで良かったと思う。
なぜなら、経済学者と誤解していたから。ドラッカーにとって経済は一手段でしかなく、むしろ社会、組織、人の成長という目的に向かい、原則を語ってくれる学者であることを知った。
また、「入門」とあるように、これまでのベストセラーの美味しいところを簡潔に紹介してくれていて、1アーティスト1ベストアルバムで片付ける癖のある自分にぴったりの本であった。
「シンプルな原則と具体的な方法論」。たぶん、当たり前のコトバほど、実践が難しい。けれどすぐに実践し、継続していけば、人間は成長する。そういった学びがふんだんに入っていた。
【印象に残ったフレーズ】
・「何をもって覚えられたいか。」年に数回でもこのコトバを思い出すことで、行動が変わる。
・組織が成立するためには、構成員それぞれに位置づけと役割があること、そして権限の正統性が担保されていることが原則。
・これからは組織に属する全員が経営者の視点で動かねばならない。
・利益は、明日さらによい事業を行うための「条件」である。目的ではない。「富の創出能力」の最大化。
【これから読んでいこうと思うドラッカー】
「現代の経営」
「経営者の条件」
「明日を支配するもの」
「プロフェッショナルの条件」
「チェンジ・リーダーの条件」
「イノベーターの条件」

ユーザレビュー:
芳しくなかった読んで …
「入門」の言葉にひか …
入門という題名に偽り …
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