激震 マスメディア~テレビ・新聞の未来~

ビデオに撮っていたNHKスペシャル「激震 マスメディア~テレビ・新聞の未来~」を見終わる。
内容は正直つまらなかった。マスメディア側がお偉いさんしか居なかった。
これでは佐々木俊尚さんの株が、より一層あがるだけじゃん。
マスメディア側は、ネットのことも十分理解しているような、もっと現場の若い制作マンとかのが良かったのでは??
最後まで論点がズレてたから、議論が全然白熱しなかった。
そもそもマスとネットでは役割も違うしユーザーが期待していることも違うんだから、優劣とか、どっちが生き残るとかそんなものじゃないと思う。
ていうか、そんなことみんな分かってるんだから、双方が建設的な意見をして欲しかった。
議論すべき課題はメディア同士の問題ではなく、日本の知識産業だったり文化水準だったり教育問題であったり、人口問題であったり。。。そういった社会の課題を、各メディアの立場としてどう解決していくのか、といったことだと思う。
ネット広告費が新聞広告費を上回ったことに象徴されるように、確かにメディアの多様化でビジネスモデルとしてのマスメディアが崩壊しかけているのは事実。
だからビジネスとしてのメディア論は、大きな変革の時期。
でも「ジャーナリズムとしてのメディア論」はまた別問題。その辺は今日の議論で混同していた感がある。
いまいちスッキリしなかった。
でもでも、twitter#タグを早めに公開してたりとか、Ustの「裏番組」があったりとか、試みとしては面白かった。
同時にテレビとUstとタイムラインを見るのはつらいけどね。。。
一晩での知の集積感は確かにある。これが日常的になってくると、良いスパイラルが生まれてくると思うなあ。