ドラゴンズ開幕三連戦。

先週金曜日から開幕した今年のセ・リーグ。
今年の順位予想は、何をみても完全にジャイアンツの評価が高い。
まあ、高橋由伸が8番に入る打線だからね。こんな打線が組めるのはオールスターかファミスタくらいだね。
でも投手陣は不安材料があると見た。調子が良い時は手が付けられないが、バッター陣が揃って調子を落としたりすると大連敗の可能性を秘めたチームだと思う。
さて、我らがドラゴンズ。
我らがドラゴンズって書くのは気恥ずかしいくらい、あんまりこのブログ日記ではドラゴンズに対する思いを綴ってこなかったが、、、「今年は綴る!」。
「ドラゴンズ」っていうテーマカテゴリも設定するほどの気合。
金曜日は会社を休みをとったこともあり、金・土・日としっかりとTVで野球観戦が出来た。
今年も最初から落合野球を堪能できました。
■投手陣について■
意外だったのが、この3連戦は「表ローテ」として固めたこと。吉見とチェンをバラすかと思っていたが。。。4月下旬まではこのローテかな。
今後の日程を見ると金・土・日に阪神や巨人戦が組まれているからだろうが、ヤクルト戦もカギになってくるので、偏りすぎなのはちょっと不安。
3戦目に登場した伊藤準規はとても楽しみ。10勝くらいして欲しいな。
あと、この3連戦で中継ぎ陣をほぼ全員投げさせたのはさすが落合。
対照的に阪神は今年も同じメンバーの連投ばかりだったようだから。
■野手陣について■
何といっても「セサル」。今年のドラゴンズはセサルがガキを握ることが証明された。
彼の出来は、他のポジション構成に大きな影響を与える。。。
セサル当人は、エラーしても憎まれない「愛されキャラ」の予感。
同じ背番号「7」でも、去年までの選手とは違う。
この3連戦でポロポロとミスを連発したが、まあ、荒木が戻ってくるまでにセサルの守備がどれだけ使えるか見定めてる段階だから、まあエラーのひとつやふたつは監督も気にしてない感じ。
一方、外野陣は、一年間レギュラーを固定せずに競わせ続ける印象だ。
左投手の時は小池/松井佑。右投手の時は野本/大島。そして切り札&ユーティリティとして藤井、という感じで。
この使い方は楽しみ。
でも荒木が戻ってセサルがセンターに定着したら、フレキシブルに使い分けれる枠がひとつになるから楽しみ半減。
個人的には日本人の若手同士で競い合う枠は多いほうがよい。
結局は、セサルの打撃がどれだけの高水準で継続できるか、そしてセンターの守備が我慢できるレベルか、というところにかかっている。
特に打撃については、守備を大目に見るわけだから、最低でも3割キープくらいじゃないと割に合わない。
■落合采配について■
落合監督の毎年の特徴として、ペナントレース序盤はまだリスクを冒せる時期と捉えているから試験起用が多い。
当たり外れのバラツキが大きい選手を積極起用して、当たればラッキーくらいに思ってる節がある。
星勘定としては、4月末まで最低五分で良いくらいに思っているはず。
特に今年は新人が当たり年だったから、その傾向が強いと思う。嬉しい誤算。
一方で、例年と違うのが選手交代の早さ。
特に3戦目の小池。バンド失敗で即交代。去年まではなかったこと。
今年は一年通してレギュラーを固定せずに競争して使うという現れだと思うが、選手思いの監督だけに、この采配は意外。
点差を突き放す勝負の回に小池がバント失敗したもんだから、伊藤準規に代打を送らざるをえなかった。
これは、「ひとつのミスが投手交代にまで影響するんだよ、思えら!」っていう監督から全選手へのメッセージだったと思う。
とにかく今年の落合采配はこれまでと違う、「動」という予感。
■その他■
この3連戦のTV観戦で一番印象的だったこと、それは。。。
「立浪の解説が意外と素敵!!!」
まず歯切れが良い。アナウンサーからの質問投げかけにすぐ反応できるあたり、結構上手。
話す内容についても、選手の特徴や状況における選手心理をしっかりと解説できてる。
他球団の特徴もしっかり分かっている。
いずれくる引退を見越して、ここ数年で突然饒舌になってたから、
やっぱり立浪は器用というか、世渡り上手というか。。。
まあ、いずれにせよタカマサ&コマツの不勉強精神論解説の出る幕が無くなったな。。。
ということで、今年も楽しみな季節が始まりました。