広告が刺さりやすいように、届きやすいように、「股開かせて濡らしといたから、あとは広告君がんばれよ!」ってのが戦略PRだと思っていた。
戦略PRって、広告が効かないご時勢だから、
「広告を聞く耳を持たせる土壌作り」「興味を持たせる空気を作る」ってのが役目でしょ。
でもでも、それだけのものって認識しちゃうと、ちょっとプランニングしていく上での幅が拡がらないかも、って感じた。
この本を読んで。
やっぱり怖いね。知ってるつもりでいるのって。
ちゃんと読むべきものは読まなあかん。
特に、最終章のさとなおさんとの対談は必読。ていうかココさえ読んでおけば良い、くらい。
僕は、広告とPRの関係性を誤解していたかも。
広告は有料、PRは無料。
広告は言いたいことがいえる、PRは受け手の関心情報のみ選ばれる。
これは当然正しい。
だからコミュニケーション手法として別物、並列な物と考えていた。
でもそうではなく、PRは広告をも内包する「生活者との関係」を保つ活動であると。
(PR=パブリックリレーションと直訳すりゃあ、当たり前だわな。広告もその手法のひとつだよね)
「PR」というコトバの正しい理解が出来てなかったのね。
PRと広告の垣根はなくなってくる。
っていくか、実感としてなくなってきてるよね。
つまり、戦略PRは、
「はい、事前に世論作っといたからさあ、あとは広告がんばれ!でバトンタッチするのではなく、
店頭やら購買時点やら、購買後に至るまで、コミュニケーションデザイン全体にプロットされて活躍すべき。
ってことかな。。。
【以下、読書メモ】
■カジュアル世論が生活者に与えるのは、「新たな気づき」→商品を買う理由。
・新たな「トレンド」への気づき
・新たな「価値観」への気づき
・新たな「問題」への気づき
→「新たな」のほうがポイントだね。新しいかどうか!
■カジュアル世論の三要素
・「おおやけ」
・「ばったり」
・「おすみつき」