はじめてのテンカラ竿選び~その2~

前回は、はじめてテンカラ竿を買うなら、
安い竿で十分、ってことを書いた。
はじめてのテンカラ竿選び~その1~

ひとしきり、その竿でテンカラを楽しむと、
普通の人なら、2本目が欲しくなる。

男としての性だね。コレクション欲と所有欲。
きっとそんな欲望が沸々とわいてくるはず。

一方で、合理的に考えても、
竿は最低2本は持っていたほうが良い。

もし釣りをしていて、運悪く竿が折れてしまったら・・・。
せっかくの休みの日に、きっと何時間も車走らせて、
わくわく気分で釣りに来たのだろう。
でも竿が折れてしまっては、きっとその日はもう、
釣りが出来なくなる。

だから、常に持ち歩かなくとも、
車に予備の竿を1本は入れておきたい。

ということで2本目を買おう!となったとして、
判断の優先順位は、前も書いた通り、この順だと思う。

①金額
②重さ
③先調子/胴調子
④長さ

1本目は金額優先で安いものを買ったのであれば、
2本目は、その1本目とは異なる性質のものを買いたい。
異なる性質の竿を複数持っていたほうが、
釣り方も多様になって楽しみも増える。

まずは、できれば1本目よりも金額を出すのであれば
その1本目よりも軽いものを選びたい。

「軽さ」は竿選びの最重要項目。

特にテンカラの場合は、1日に何百回も竿を振るから、
腕の疲れにダイレクトに影響する。
疲れが少なければ、自然と1日に振る回数が増える。
振る回数が増えれば、必然的に釣れる確率も高まる。はず。
単純な話だ。だから竿は軽いほうが良い。

次に竿の性質を先調子にするか胴調子にするか。
竿のしなりの重心が竿の先のほうにあるか、真ん中にあるか。

これは、比べて振ってみないとわかりづらい。
でも、テンカラ竿って、振り比べる機会ってなかなか無い。

知り合いでやっている人少ないだろうし、
釣り具店に並んでいるテンカラ竿はパッケージされているから、
お店の人に頼みづらいし。(頼めば振らせてくれるけど)

なので、試しに振らせてもらうことをオススメする。
出来れば、自分がすでに持っている竿も持参して振り比べる。

そうすれば、1本目とは違う2本目、に巡り合える。

とはいえ釣り具店に並んでいるテンカラ竿の種類って、
大型店であれ少ないから、まずは試してみて、
「重さ」「先調子/胴調子」の感覚を覚えておき、
最終的にはベストな好みのものをネットで買う、
とかもアリかも。

ちなみに自分が、テンカラを始めてから
「2本目」に買った竿は、

ダイワLT363.6m先調子。
1本目の竿より重かった・・・。
重く、固めの先調子。
手首のスナップでラインを飛ばすイメージで、
ピンポイントに近くの小さな標的に打ち込むのが得意。

遠くに飛ばそうと思うと、余計に飛ばなくなるクセ者。
一方で、長所は仕舞寸法がすごく短い点。
エントリーで崖を下りる時とか楽に扱える。

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