おみくじは大吉が出るまで引けばよい。

MTG社長、松下剛さんのお話の続き。
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頭数より、こころ数

松下さんは、
人を惹きつける魅力的な人間性や、
圧倒的な行動力もさることながら、

経験したことを抽象化して、
しっかりと学びとして
落とし込む能力が高いなあと感じた。

子供の頃の原体験を、
しっかりと経営の原理原則に昇華させている。

例えば、

■パンダうさぎの法則
子供の頃のうさぎ販売のとき、
家で余っていた材木で小屋を作ったら
飛ぶように売れた。
うさぎ小屋が一番欲しくなるのは、うさぎを買った時。
そのときに、「セット販売の大事さ」を学んだ

■五右衛門風呂の法則
子供の頃、風呂沸かしの当番のとき、
プロモーション戦略を学んだ。
~まずは、火のつきやすい小さな木から燃やす
~そして消えにくいマキを準備する
~タイミングよく安定した火になるよう炭を準備する
~急ぎの時は、着火剤。でもコストがかかる

とか。

あと、面白いと思ったエピソードは、

松下さんは
毎年、おみくじは必ず大吉が出る!とのこと。
なぜなら大吉が出るまで引き続けるから。

もし大吉が出なければ、別の神社に行く。
それでも、もし出ないなら
最悪、自分で神社を創ればよい、と。

おみくじは1回しか引けないと
決まっているわけじゃない。
固定観念などいらないし、
目的のためならどんな方法論もあり。

その感覚のスケール感がすごい。

マドンナやクリロナを商品開発の段階から
起用できたのも、
社長自らが断られることが当たり前と思って、
何度も飛び込んでいく。

社員感謝祭で、何度断れてもゲストに
ドリカムを呼んだ。

最後には、オリジナルの曲を作ってくれたようで、
社員が楽しく歌えるようDAMに交渉し、
カラオケの背景映像は独自映像にしてもらったと。

普通、そこまで考えないよなあー。
そこまでやらないよなー。
思考のスケールが違う。

1回断られて諦める人
3回まで粘る人
10回でも諦めない人。
断られるのが当たり前と思って、
何度でもチャレンジする。
ここに差が出る。

有言実行は精神論ではない
言い続ければ、染み込む

夢は1兆円企業だそうで、

売上1兆円プランを、
常にポケットに入れているそうだ。
年率成長を3パターン考えて、いつ実現するかを。

考え方×熱意×努力

人間のサイズ感がほんと違う!
と思ってしまうけれど、
夢をもって、当たり前のことをちゃんと行動して、
行動から学びに変え、さらに行動する、という
実は、地道な行動の積み重ねだなあ、と感じた。