坪田信貴著「才能の正体」

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ビリギャルの人、坪田信貴さんの本。

「ビリギャル」という結果を出した人だから、
才能に溢れる人だと思う。

というように、
その人に才能があるかどうかは、
いつも「結果」を出したかどうか、
で判断されがち。

ではまだ結果を出していない人は
才能がないのか、というと
もちろんそうではない。

■才能は自分の中にある

これから結果を出す人に、
才能があるかどうかを決めるのは、
自分自身であり、

才能は自分の中にある。

もちろん生まれ持った能力、ではなく、
自分にあった正しいやり方で
継続して努力を続けることで
「才能」は生まれる。

さて、
自分は、部下や若手の「才能の有無」を
どう判断しているだろうか。

・コミュニケーションの積極性
・言動のロジカルさ
・配慮や気遣い
・自分に自信を持っているか
・腹が据わっている感じ、があるか
・周囲の評判  など

部下や若手の「強み」「弱み」は
冷静に見極めているつもりでいるが、
こうやって整理してみると、

強み弱み以前に、まずは
かなり表面的な言動で見極めているなあ。
ともすれば先入観で決まっちゃいそうな。

坪田さんは、あえて
一般的な会社では採用されなそうな人、を
積極的に選んで、能力が伸ばせるか
チャレンジしたそうだ。

「強み」を見極めて伸ばすためには、
表面的な言動だけで足切りしちゃダメかも。

■人を動かすものは、ビジョン

人は、

漠然としたものには批判的。
一方で、具体的なゴールイメージが
くっきりと映像化できれば、

とんでもないゴールでも、
到達するためにはどうしたら良いか、
と、ポジティブに考えるようになる

そのゴールイメージに
共感されるためには、
どんなベタな手段でも、
手間がかかっても、
あらゆる手段を使って
そのゴールイメージを理解してもらうこと。
「映像化」が大事。

■団体行動と組織行動は違う

これ、すっごい腹落ち。
自分の中にややモヤモヤしてた霧が開けた。

日本の学校は団体行動。
和を乱さず同じことをやる。

一方で、
ひとつの目的に向かって、
それぞれの個性や強みを生かし、
それぞれの役割を全うするのが
組織行動。

日本人は団体行動は得意だが
組織行動は苦手。

自分自身が、人の輪や組織に入ることは
好きだけど、人と同じことをやるのが苦手な
感じが、この切り分けで腹落ちできた。

組織行動が好きで、団体行動が嫌い。

当たり前だが組織行動できる組織は強い。

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