東海友和著「イオンを創った女~評伝・小嶋千鶴子~」


自分が組織の長になり、
会社も人事に力を入れるようになり、

会社とはすなわち人である、ことを実感する毎日。

そんな中、この著書で描かれる小嶋千鶴子さんの考えは、
いま自分の会社で変革している人事戦略にとても通じるところがあり、
リアリティを感じながら読み進めることができた。

「人事は採用に始まり、採用に終わる」

会社=人、であるなら、当然そうなるよね。
人の選別は妥協なく、丁寧に行わねばならない。
もし採用や評価において多少なりの妥協や温情があっては、
会社の損出になるばかりでなく、当人にとってハッピーではない。

すなわち、人を見る眼とその判断は、長期的な会社の成長を大きく左右する。

従って、人を見る眼を養うこと、そして判断するに足る正しい情報を入手することが極めて重要である。正しい情報とは事実、である。

人事とは、すなわち会社の成長を確保することである。

人々は成長性のあるところに自らの能力を発揮する希望を持つ。
成長性への期待があれば、多少の不満はあっても未来に光明を持つ風土となる。

組織を活性化させるのは、3つの共有である。
情報の共有、目的の共有、結果の共有。

自らを律する

今日の出来事は過去の意思決定と
行動の積み重ねの結果である


問題あらへんか?

と問われている時、人は当事者になって考える。