佐宗邦威著「直感と論理をつなぐ思考法」


課題解決が大好物な自分にとって、課題自体を見つける作業や、あるいは自ら目的地を定める作業は、結構しんどい作業だ。

そういった、他人から課せられたお題をもとに動くのではなく、いかに「自分モード」の妄想力によって新たな道を切り開くか。
それがこの著書でいうビジョン思考。

いわゆる「マーケティング」は他者モード。
いかにこの商品を売るか?そのための競合は?市場は?と考えるプロセスは課題解決的で合理的。正解がある。
自らの突き抜けた意志とは違う。

この著書は、いかに自分モードの妄想からスタートして人生の山を登っていくか。その方法論がとても具体的に書かれていて、実際に仕事で実践してみよーと思った。

ビジョン思考の4ステップ

①妄想
・内発的動機に従って、すべきことより、やりたいことを
・手を動かす

②知覚
・フラットに観察し
・自分なりのフレームにあてはめ
・自分なりの解釈をする

③組替(独自性へのジャンプ)
・デザインはDe-sign。一度分解して再構築する
・違和感に正直になる

④表現
・プロトタイプを作りながら(自分も絵を書くときはこんな感じ)
・表現に躊躇せず、どんどんアウトプット

「とにかく手を動かす」「街を歩きフラットにものをみる」「手書きノートを使う」だな。