読書記:内村鑑三著「代表的日本人」

普天間問題の鳩山さんは、もう見てられへん。残念な感じ。
沖縄に行くのが半年遅いっちゅうに!
ようやく行ったと思ったら、土産屋のおっちゃんみたいな格好して。
でもって、ようやく抑止力の重要性を認識したって。。。
結構身近にもいるキャラなんだよな、総理って。
悪い人じゃないし、人は良いし、頭も良いんだけど、なんかこう、残念な感じ。
でも批判したりバカにするのは簡単なんやけど、
「じゃあ、自分がいま鳩山さんだったら、どうする?」って考えるべきだな。
うわー、困る。毎日、朝起きるのややろなあ。うわあ、また一日が始まる、、、みたいな。
とある報道で、鳩山総理は「とても日本人的な方だ」というコメントがあった。
で思ったのは、「日本人的って?」。ってこと。
八方美人、優柔不断、お人よし、、、、って感じなのかな。まあ、自分こそ超日本人的だけど。(悲)
ということで、日本人のルーツみたいなこと知りたいと思い、この本。
明治維新後、日露戦争などで日本が世界に飛び出していく時期、「日本人とは、こんな人種や!」って、サムライ日本を世界に広めるために英語で書かれた本だ。
つっても、この本に記されてるのは、西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人。
まあ、偉人だわな。みんな立派。私利私欲なく、自己利益よりも社会にお貢献!
日本人のルーツは分かりませんでしたわ。みんあ偉いから。
でもいろいろと感じることはあり。
ひとつは、東洋思想のひとつの美点が「経済と道徳を分けないところ」であり、富は常に徳の結果であると考えられていた点。
資本主義も民主主義も成立していない時代だからこその思想だけど、まあ、今の日本にもこの考えは根づいてるよね。自己犠牲の心を第一義とすること。
これって、日本人的だな。「義」を重んじる武士道ってやつか。
そう考えると、けっこう鳩山さんもなんだかんだ自己犠牲してるよな。
まあ、政治家だったら当たり前なんだろうけど、
でも、「もう自分はどうなってもいいから!」みたいな魂は感じる。
龍馬と鳩山さんのコントラストが絶妙な2010年。
鳩山さん、友愛の精神はもうお腹いっぱいなので、もうちょっと龍馬エッセンスを足してほしいな。

代表的日本人 (岩波文庫)
岩波書店
内村 鑑三
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