気の利いた質問

部下面談で大事な「傾聴」も、
すべては質問のしかた次第。

相手が本心を話してくれるような、
気の利いた質問したいだよな~。

ということで、整理してみる。

【準備】
■部下の心を想像する
・彼にとっての仕事をする意味・喜びとは何か?
・彼は、どんな時にもっともヤル気がでるのだろうか?
・彼は、どんな時にもっともヤル気が削がれるのだろうか?
・彼は、自分の最大の強みは何だと認識しているだろうか?
・彼は、今、何を改善すべきだと認識しているだろうか?
・彼は、将来、何を目指しているのだろうか?

■自分への問い
・自分が、彼に期待する行動は何か?
・自分が、彼に新たに身につけて欲しい、あるいは改善して欲しい行動は何か?
・自分は、彼の能力を引き出すために、どんなサポートをすべきか?
・自分は、彼に今何にフォーカスさせるべきだろうか?

【質問】
■普段の仕事ぶり
・仕事の中で、一番楽しいと感じるのはどんな時?何をしている時?なぜ?
・仕事の中で、何か改善したいこと、心配事はある?
・周りで、誰か目標にしている人や尊敬する人はいる?
・周りで、誰か心配な人、あるいは何か改善して欲しい人はいる?

■OKRの進捗
・君の目標設定の進み具合はどう?
・この目標達成のために欠かせない能力って何だろう?
・この目標達成を阻害する要因ってある?
・何にフォーカスすべきだと思う?

■将来に向けて
・現在の仕事でさらに活躍するため、どんなスキルを身につけたい?
・君のキャリア目標に近づくため、どんな分野を伸ばしたい?
・君が成長するために、自分はどんなサポートができるだろう?

■自分に対して
・私は何か君の役に立つことができているかな?
・君が能力を発揮するのを、私が妨げている部分はある?
・君がもっと能力を発揮できるように、私がサポートできることはある?

ジョン・ドーア著「Measure What Matters 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR」


OKRって最近よく聞く。
最近出てきた言葉ではないから、
自分のアンテナがマネジメントや人材育成の方角に
敏感になってきたからだね。

Objectives and Key Results(達成目標と主要な結果)。

目標を決めて、その達成基準を決めて、
それに向けて計画的を立てて、そして頑張る。

言ってることはシンプルというか、
当たり前のことだ。
当たり前のことがこんなに有名になる理由は何?

だから知りたかったことは2つ。

1つめは、
このツールを「どう使えば」、
Googleのようにダイナミックな企業成長が出来るのか、
そして社員が成長していくのか。

2つめは、
多くの会社で採用している、
いわゆる目標管理制度(MBO)との違いは何なのか。

たぶん、この2つの問いの答えは1つに集約されるのかも、
と思いながら読み進める。

OKRだろうがMBOだろうが、それらのツールが
うまく会社の成長や社員の成長に繋がっていないとしたら、
それは何が問題なのか。

目標設定が高すぎるのか、低すぎるのか、
目標が多くて欲張っているのか、
達成基準が曖昧なのか、
計画がしょぼいのか、
頑張っても達成できない外部要因が存在するのか、
そもそも頑張っていないのか、

これらがちゃんとしていれば、たぶん上手くいく。

確かにいろいろ書いてあったよ。
その中で自分が意識していなかったこととしては以下の4つ

①ストレッチ目標と必達コミット目標を両方作ること
※組織のあり方、タイミングによってその2つの比率は可変

②とにかく優先事項にフォーカスする
※この数か月、半年で一番大事なことを自問する

③目標は公開する
 ※目標が透明ならば組織横連携が生まれる

④継続的な進捗管理
※OKRとCFR(対話、FB、承認)は両輪

MBOとの違いは↓
報酬連動の有無が、その他の特徴に繋がっている感じ。
じゃあ、報酬はどうやって決めてるの??

最後に、染みた言葉。

目標は伝達するだけでなく、
リーダーは言葉と行動で示す必要がある。

平野啓一郎著「『カッコいい』とは何か」


日々の生活において、「言葉の定義」が共通認識できていないと、当然のことながらコミュニケーションはうまく行かない。

朝の挨拶で「こんばんは」は、変である。

けれど、ビジネスの場で普段接している人たちとの会話では、実は人ぞれぞれの定義が違いそうな、曖昧だけど暗黙で使われている共通言語がたくさん転がっている。

例えば、いま無意識に「転がっている」と書いたが、実際に言語が床に転がっているわけではない。たくさん存在していることの比喩的表現として、何の違和感もなく「転がっている」と書いた。きっとこれで伝わると思っている。

特にビジネスの世界では、「戦略」「新規顧客を攻める」「お客様を守る」とか、戦事用語が比喩的に漠然と使われることが多いが、戦略って何?と掘り下げて聞いてみると、うまく答えられなかったり、人それぞれ定義が違ったりあるいは、同じ人の頭の中でもその時々で意味が変わったりする。

 

定義をちゃんとする、だけでも、コミュニケーションの齟齬は当然減るし、それがすなわち仕事のアウトプットの品質を高めると思う。

なぜなら、仕事のアウトプットは(我々の広告業界ではなおさら)、言葉の積み重ねでできているからである。まるでレゴブロックのように緻密に言葉が組み合わさってひとつの形をなす。言葉の定義が揺らいでいては、誰が見ても同じキレイな形にならない。

という、ちょっとした問題意識があって、この本。
言葉の中でも、捉え方が人それぞれの際たる形容詞「カッコいい」。

しかし、よくもまあ平野啓一郎さん、「カッコいい」というひとつの言葉だけで、こんなに分厚い本書けるなあ、と尊敬。ななめ読み。

本題の「カッコいい」とは何かの答えは、あらゆる角度から語っていて、それはそれでフムフムと思ったが、

この本で得たこととしては、言葉を定義、言語化するアプローチの手法。
自分なりにまとめてみると、5つくらいかな。

①ルーツを探ってみる
その言葉の語源と意味の変遷を調べてみる

使われ方を出し尽くす
言葉はいろんな使われ方、をする。それを出し尽くしてみる

似ている言葉と比べて違いを見つける
かわいいとの違い、クールとの違い、など比較のアプローチが定義をシャープにしてくれる

④対義語や裏側の意味からもアプローチする
今回の本でいれば「カッコ悪い」とは何か、を考えてみることである

⑤分解して別の言葉に言い換える
言語化そのもの。これができれば完成

この5つのアプローチで、他の言葉も言語化してみようかなー。