高島宗一郎著「福岡市を経営する」

福岡の街はもともと好き。
みんな好きっていうけど、
ほんと僕も大好き。

飯がうまい。定番だけど、
「水炊き」「もつ鍋」「長浜ラーメン」
全部好き。
あと、空港が近い。
活気がある。
サイズ感がちょうどよい。
あと、女の子が可愛い・・・。

そんな街が、高島市長の政治手腕で
どんどんどんどん成果を上げてきて
より一層魅力的な街になってる。

僕にとっての「魅力的な街」とは、
コンセプトが明確な街、であり、
意思をもって変化している街。

そのコンセプトや意思の中身は、
どうでもよくて、とにかく
決断してる街、というのかな、
大切にするもの、捨てるものがはっきりしてる。

そんな街は、たいてい独特の空気を纏っている。

福岡の場合もそう。
「モデレート」という言葉が本にも出てきたが、
福岡の特性である「ちょうど良い」「ほど良い」感じを
大切に、街づくりをしている。

それは、「人」と「環境」と、
「都市活力」の調和。
人と環境はもともと良いので、
だからこそ「都市活力」に
力を入れている。

それがスタートアップ特区であり、
屋台保存政策であり、
航空法を規制緩和しての
天神エリア再開発(天神ビッグバン)であり。

街が元々持っている特性を生かしつつ、
新たなチャレンジを仕掛ける決断は素晴らしい。

この本を読んで、高島市長は、
そのチャレンジ精神とか決断力はもとより、
自己認識とか現状分析が優れているなあと感じた。

自身は博識タイプでも論破タイプでもないから、
SNSで発信はするが、炎上を避けるため
無理に返事を書かないようにしているとか。

また政治に対する姿勢も、
そもそも行政の力だけで人は幸せにならない、
と思っていたり、

行政は、平時のときは
民間の邪魔さえしなければ良い、とか。
(逆に有事の時は積極的に行動する)

行政が出来ること、出来ないことをしっかり把握して、
まさに本のタイトルどおり、市を「経営」している。

「税金を使った課題解決は古い」
というフレーズがあった。
民間の力をうまく取り入れながら、
物事がポジティブに進むような場を作っていく感じ。

これはまさに自分にとって、
「広告で人を動かすのは古い」と同義と感じた。
広告という有料パワープレイだけで人は動かない。
人を動かすのは人であるし、
社会や地域のムードを変えていくことで、
じんわりと人は動いていく。

人を動かすという点では、
行政もマーケティングも同じだなあと、改めて思う。

あと、
高島市長の個人遍歴もふんだんに書かれていた。

アナウンサーになってからも、
プロレス実況やりたくて、
とことん勉強や準備していて、
不測のトラブルでアナウンサーの代役が必要になる機会を
虎視耽々と狙っていた、って話はちょいと感銘。

自分の目的に向かって駒を進める戦略性と、
準備の大切さ。大事。

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