読書記:重松清著「流星ワゴン」

主人公の設定が、自分にドンピシャである。
30代中盤、息子がひとり。
なんとも切ない物語であった。
成仏できない霊の親子の視点で、やり直しの効かない人生の尊さを教えてくれた。
今、この瞬間を大切に生きなければいけない、そんな気持ちになった。
息子、嫁、いま当たり前に存在しているこの家庭さえ、いとも簡単に崩れてしまう。ひょっとしたら崩れかけているのかもしれない。大切なものの優先順位を、あらためて考えるきっかけとなる。
自分は小さい頃の父との思い出をほとんど覚えていない。
祖父や祖母と遊んだり、出かけたりした記憶はあるのだが、自分が小さい頃の父親の姿はどうしても思い出せない。それほど、息子にとっての父、働き盛りの父は、遠い存在なのだろうか。
だからこそ、今は休みの日には極力一緒に息子と一緒に遊んでいるのだが、
きっと息子が大きくなった時、いまこの遊んだ記憶なんて、何も残っていないんだろうな。
息子にいま何を伝え、何を残し、何を教えられるのだろう。いま自分ができることは何なのか。

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