読書記:堀公俊+加藤彰著「ロジカル・ディスカッション」

ロジカルシンキングやフレームワークの活用を前提とした、ファシリテーションの本。
【ファシリテーション12の基本動作】
(個人への働きかけ×統合)
■「要約する」
①論点を明らかにする
②ポイントをまとめる
③分かりやすく言い換える
(個人への働きかけ×分析)
■検証する
④筋道を明らかにする
⑤筋道の歪みを正す
⑥筋道の偏りを正す
(集団への働きかけ×分析)
■整理する
⑦テーマを分解する
⑧意見を分類する
(集団への働きかけ×統合)
■統合する
⑨優先順位をつける
⑩上位概念をつける
(全体)
■構造化する
⑪構図を選ぶ
⑫切り口を選ぶ
このように、ファシリテーションの基本的な心構えは、やっぱり「曖昧にしない」ということだ、と再認識。
一方で、ロジカル一辺倒過ぎると、アイデア会議や純粋なブレストでは成果が出にくいとも感じる。
自由な発想を促進したり、発言をしやすい雰囲気にするためには、非定型の進行やあえて曖昧なコントロールにすることも必要だと思う。
ファシリテーターの役割は、「議論をまとめること」ではなく、「議論がまとまるようにすること」。
参加者の気持ちをファシリテーションすることのほうが重要だと思う。
そういう意味で同じファシリテーションの考え方では、「右脳会議」のほうが共感。

ロジカル・ディスカッション
日本経済新聞出版社
堀 公俊
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