読書記:小川浩・小川和也著「ソーシャルメディアマーケティング」

mixiは何となく苦手。twitterは面白さが半分くらい分かってきた感じ。
僕が思うtwitterの最大の魅力は、mixiと違って「足あと」が無いとこ。
知り合いが見てるかもしれないし、逆に誰も見てないかもしれない。。。結局自分本位にならざるを得ないところ。
そんなところに気持ちの解放感がある。
だからこそ、「RT」に抵抗感がない。何となく引っかかったツィートを、恥じらいなく気軽にRTできる。
twitterが席巻しはじめてる本質は、そんな点にある気がしてきた。
twitterは「企業広報」には、めちゃめちゃ適してると実感してる。リアル性と双方向性のおかげ。
また、短期的な話題獲得や流通系のタイムセールといった一度の情報接触で完結するものも、それが適してることは実感できる。
一方で、まだ自分はtwitterに代表されるソーシャルメディアが、「ブランディング」「プロダクトプロモーション」に寄与するイメージが沸かない。まだ実感できていない。
そんな中、仕事の打診で小川浩さんにお会いする機会があり。
で、この本を読んでみたわけ。
コミュニケーション戦略におけるソーシャルメディアの有効な活用方法が具体的に書かれている。
体系的で実践的だから、仕事の中で教科書的に読み返すことのできる、ありがたい本やね。
自分はくちコミには2種類あると思っていて、
認知補完の「バズ」と、理解納得補完の「エヴァンジェリズム」。
この本を読んで、twitterはバズの基幹装置であり、エヴァンジェリズムにおけるtwitterはBLOGへと続く入口装置である。そんな理解をした。
拡声器で声を張り上げることもできる。
一人ひとりに耳元で熱く語って、「もっと聞きたきゃ家に来いよ」と誘うこともできる。
いろんな語り口ができるのがtwitter、そんな理解。
そんなことを考えると、twitterのものすごい可能性を感じる。
ううん、、可能性というか、現実に大きな変化が起きてるのかな。そうなんだろうな。よく分からんけど。
でもきっとテレビCMのラスト1秒は、「WEBで検索!」から、「FOLLOW US!」に変わるんだろう。
そしてHOOTSUITEを自分のブラウザトップに設定する人ももっともっと増えるんだろう。
そうなると、広告費が縮小してるからtwitterをうまいこと使おう!っていう考え方は間違っていて、twitterがコミュニケーション戦略における確固たる役割を担う存在になってくる。
twitterには、これまでのmixiや2ちゃんねるが登場して定着した時とは違う、それこそ「世の中にWEBというものが登場しました」とほど同じレベルの環境変化をもたらしている気がしてる。言いすぎ?

ソーシャルメディアマーケティング
ソフトバンククリエイティブ
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