佐藤航陽著「お金2.0」

世の中には、カタンの開拓者とか、
昔だとモノポリーとか人生ゲームとか、
いろんなボードゲームがある。

人によって、面白味を感じるポイントや好きなボードゲームが違うように、

資本主義という画一的な経済システムだけでなく、
新しい経済システム(新しいボードゲーム)を作れる時代が来た。

そして、自分にあった「経済システム」で
生きていくことを選択できるようになる時代がきた。

 

まるで好みのボードゲームを選んで楽しむように。

 

これまでのナンバーワン1大人気ボードゲームだった「資本主義」は、
「お金」によって価値が測定・媒介される中央集権型の社会。
「お金」の発行者と使用者は区別され、価値は、
すべて「お金」という尺度で測られた。

この合理的なシステムは当然、世界のデフォルトになっているが、

一方で、お金がお金を生むマネーゲームや投機など、
価値とお金の関係性が薄まり、
あまりにも格差が生まれてきているという問題や、

お金第一の画一的な価値観が、現代の多様な価値観の時代に
そぐわなくなってきたり、

いろいろと疑問が向けられることが多くなった。

資本主義、という経済システムが寿命を迎えつつあるということだろう。

 

そうした中、ブロックチェーンなどのテクノロジが発達して、
新しい経済システムが作れるようになってきた。

これからは、「価値」が、貨幣以外の多様な尺度で流通されるようになる。

つまり、「お金にはならないけど、価値のあるもの(=ありがたいもの)」が、
きちんと保存・交換・測定される手段が出来、
非中央集権型の、誰も実権を握っていない経済圏がどんどん出てくる。

シェアリングエコノミー、トークンエコノミー、評価経済、、、

 

毎日洗濯してくる、料理を作ってくれる。いつも優しく声をかけてくれる、
そんなお母さんの愛情をお金に換えようなんて思わないけれど、

そういう、「自分にとってのありがたいもの」=価値、を
与えあいながら生きていく、という新しいシステムが出来るのかな。

 

「資本にならない価値」でも出回る経済の実現。

そもそも価値は3つに分けてられる、と整理されていて、

①現実世界で役立つ有用な価値
②感情と結びついた内面の価値
③共同体の持続性を高める社会的な価値

これまで資本主義では、①しかお金に代えららなかったが、
②③の価値も可視化して経済を回すことができる。例えば、評価や信用、「お人好し」に値段がつく、など。

 

そんな新しい「経済」システムが成立するために、
そもそも経済システムの持続性には5つの要素が必要、とも書いてある。

①参加する人のインセンティブが明確
②時間によってリアルタイムに変化する
③運と実力の両方の要素がある不確実性
④ヒエラルキが可視化されている
⑤参加者が交流する場がある

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です