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会社には自由に読むことができる書籍が並ぶオープンスペースがある。そこに山口周さんの本が特集のように並んでいて、つい手にとってしまった。ビジネス書は読みたくないのに。。
しかし、いつも通り「オールドタイプな役に立つオジサン」な自分を鼓舞してくれるから、ついつい読み進める。泣
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ビジネス世界においては、「客観的」という言葉はいつだってポジワードで、逆に「主観的」はこれまでであれば真っ先に疑われ、無視されるネガワードだった。
でも、それが逆転した。
ちょっと青臭くて恥ずかしいくらいの純粋な想いを発することが、まったく恥ずかしいことではなくなった。
正解のある問題解決がありふれてデフレ化した時代に、いかに主観的に問いを立てられるか、そのために自分なりのあるべき姿や世界観を純粋に、しぶとく、こだわり抜いて作り上げることができるか。
そんな個人のモチベーションこそが、競争力だと思う。
この本のあとがきに、へえーと思うことが書いてあった。
「マズロー第6の欲求ががあった」説。
それは、第5の自己実現欲求の上に、「自己超越の欲求」があったという説。他者からの賞賛を求めず、自らの理念に基づき没頭する状態。
共通言語を作って仕事を進める「客観化作業」よりも、主観的な好き嫌いに端を発した「没頭作業」にこそ意味がある。
まさに、役に立つ、から意味がある、へ。
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