読書記:三森ゆりか著「外国語を身につけるための日本語レッスン」

前述の「言語技術が日本のサッカーを変える」内で紹介されてた本。
タイトル自体がとても好きな切り口。キャッチーな視点。
本でも企画書でも、タイトルだけで論旨が分かる短いコトバって、本当に素晴らしい。もちろん内容も非常に共感でき、仕事上で活かせる内容だった。(会話、プレゼン、メール文章等すべてにおいて)
ことあるごとに読み返したい本だ。
【論旨】
外国語を身に付ける=外国人としっかりとコミュニケーションをとるためには、まず日本語が「翻訳できる日本語」でなければならない。現代の日本人は主語の欠落、論旨の根拠不足など、外国では通用しない言語力である。
その大きな原因のひとつに学校の国語の授業。外国では国語の授業は「言語技術」の授業。人に説明をする力、ディベートの力など、きわめて実践的なコミュニケーションスキルを学んでいる。
【印象に残ったこと】
①通訳の難しさ・・・ある外国人アーティストに、「最近シンセはじめたそうだけど、どうなの?」と訊く音楽評論家。
通訳できない。何がどうなんだ?
②「今日何をしましたか?」という1日にあったことを端的に答えることも日本人は苦手。
③「国境の長いトンネルを抜け」たのは誰?・・・主語を省略する日本語は美しさ、深みがある。外国語にはないこと。でもコミュニケーション上は、これではダメ。
④ナンバリングとラベリング

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