佐々木俊尚さん3冊目。
ノマド(遊牧民)ワーキングがテーマだが、おもに知的生産性の話題。
なおかつ今の自分の大きな課題のひとつ「集中力の衰え」を克服するヒントが多く書かれていて、これまた勇気づけられる内容だった。
いま、自分は会社の自席ではまったく集中できない!
それは電話が邪魔するとか、周りが騒がしいとか、そんなんじゃなく、、、「パソコンがあるから」だ。
無くてはならない、けど最大の邪魔者がパソコン。
そこで、白雲自去来。(雲はおのずと訪れ、おのずと去っていく)
いかに集中を持続させるかを考えるのは無理がある。限界がある。
いかに次から次に訪れる邪魔者に執着しないか、である。
著者のような著名なジャーナリストであっても、ひょっとしたら集中力は大差ないかも、と感じた。
それをコントロールできる術を自分で確立してるかどうかの差。
アテンションコントロール。
著書で書かれている術の例としては、BGMの曲が変わるに合わせ、リラックスとアテンションを交互に繰り返す。といったオンとオフの切り替えを意識的に行い自分自身でルール化するといったもの。
そのために、机に向かって行う作業を、もっともっと分類して考えるべきだ。
例えば著者は、「情報収集」というフェーズだけでも4つに分解している。
取得→整理→掘り下げ→連携
この中で習得と整理はリラックスした状態でも出来る。掘り下げと連携はアテンション(集中力)が必要。
いま、自分が集中できる時間って、、、
・夜に周辺情報をインプットしておいて、翌朝走っている間。これが一番成果がある。
・続いて、朝早くに会社に行って机に向かっている時。
・その次は、朝に駅まで歩いている時や通勤の電車の中。
いずれにせよ、朝!
その習性を生かして、意識的なアテンションコントロールを行うべき。
これからの流れは、会社とプライベートを切り分けない、個人としての成果発揮。自己責任の時代。
集中して、「アイデアの神様が降りてくる」瞬間を、いかに効率よく生むか。
そのためには、どこでいつどのように仕事を行うべきかを、もっと視野を広げて考えていきたい。