40歳のカンヌ(2)

続いて、受賞作品のざっくり総括。
今年はこれ!と思われる3作品。
(作品、という言い方にはちょっと抵抗ありますが)
「Dumb ways to Die」
グランプリ5冠!
オーストラリア/メルボルンの鉄道事故撲滅キャンペーン
もうこの曲、頭から離れない。
逆に潮騒のメモリーが頭から離れた。
パッと見、震災直後のACの「ポポポポーン!」とあんまり違いはないのだが、
手段の多様性がまったく違う。楽曲配信やらアプリやら、他メディアでの拡張やら。
何より、実際事故が減った、という問題を解決した事実。
でも、なんだろう、すげえ革新的!っていう感じは無い。
手口の新規性より、「効果」が優先された、ということかな。

「Real Beauty Sketches」
DOVEのキャンペーン。
FBI捜査の似顔絵師が、同じ女性の2枚の似顔絵を描く。
ひとつは女性本人の説明で。もう1枚はその女性の友達の説明で。
そうすると、友達の説明で描かれた似顔絵のほうが綺麗。
「自分が思うより、あなたは美しい」。
ブランド理念とインサイトと表現手段が噛み合った、うまいなあ~、な作品。

「The Beauty Inside」
Intel+Toshibaの、Facebookを活用したキャンペーン。
毎日顔と体が変わってしまう主人公と一人の女性との恋愛短編映画。
その主人公はFBを通じた一般参加型で作られていく。
「姿が変わっても、中身は変わらず信頼できる」、インテル。
評価ポイントはFBを活用した参加性と、映画のクオリティの高さでしょうか。

その他、社会問題解決系で注目されたものが多かったような感じ。
そもそも公共キャンペーンの受賞が多いのかな?なんか社会問題解決型のエントリーを良く見た気がする。
献血、臓器移植、国家間紛争、貧困問題・・・日本ではあまり直接的にメディアに乗ってこない問題をダイレクトにキャンペーン化している国って多いんだね。特に南米系。
当事者にとっては、当然テーマに対する共感性が高いわけで、それが鮮やかな手口でコミュニケーションされたら、その時点で素敵!となるのでしょう。
第三回に続く。たぶん!

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