田坂広志著「深く考える力」

たまたまウォールに流れてきた動画で、この方の話を聞き入ってしまった。
情熱的な語り方なわけでもないが、なんとも引き込まれる。

翌日、つい本を買う。

 

気になったフレーズをつらつらと。

 

深く考えるとは、もう一人の賢明な自分と対話すること。

もう一人の自分を呼び起こすためには、
まずもう一人の自分が居る、と信じ、無意識な自己限定を取り払うこと。

その上で、

1文章に書き出して、いったん頭の中を出し切る
2対極の言葉やアイデアを結びつける
3自分に問いかける
4一旦答えを追わず、無心になる。俯瞰し客観視する
5自分を追い詰める

 

3つの真実。

人は必ず死ぬ。人生は一度きり。そして、人は、いつ死ぬか分からない。

そんな死生観、つまり死を常に身近なものとして感じていると、
「逆境力」「使命感」そして「時間密度」が圧倒的に高まる。

決して命まで取られるわけではない、と開き直ることで、そんな逆境でも耐えられる。

使命とは、自分の命を使うこと。自分の命をすべて使うほどの志と、
己一代では成し遂げられないほどの大きなこと志し、次の世代にも託すこと。

死への時間を感じるとき、1分1秒を無駄にせず、
本当に大切なことだけに時間を使うようになるだろう

 

イノベーションを起こした人材は、
最初からイノベーションを起こすつもりだっただろうか。

世の中の人を喜ばせたい、という熱い思いが実現し、
結果として、それがイノベーションになったのである。

結果を追うなかれ。

ただ、目の前のなすべきことに情熱を持って臨むだけである。
そして、人生の小さな出来事に、深い意味を感じ取ろう。

いま自分が成し遂げようとしている仕事は、
実は自分が成し遂げようとうとしているのではない。
大いなる何かが、自分という存在を通じて、世の中のために、成し遂げようとしている。

その感覚を心に抱くとき、不思議なほど、さまざまなアイデアや発想が、心の奥深くから湧き上がってくる。
そして、その小さな個を超えた感覚こそが、古くから「使命感」と呼ばれてきたものであろう。

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