金子稚子著「アクティブ・エンディング 」

もう亡くなって6年以上過ぎただろうか、
金子哲雄さんの著書を読んで大号泣した。
その時のブログ記事

その奥様が書かれた著書。
ご主人・金子哲雄さんの死を無駄にすることなく、
人々に「死と向かい合う」ことで生きる歓びを伝える活動をされている。

「人生」は、
俯瞰で見れば、エンディングノートそのものであり、
1秒ごとに人間は、その1秒前よりも確実に死に近づいている。

死ぬプロセス(死に方)は、すなわち生き方である。

自分には、2人の先輩がいた。

突然ステージⅣと宣告され、死を自覚しながら1年後にこの世を去った先輩。
一方で、後ろから車に轢かれ、一瞬にして命を奪われた先輩。

こんな想像をしたら2人の先輩に申し訳ないが、
仮に自分の死に方としてどちらが良いだろうか、と考えることがある。

死を自覚する怖さ。
一方で、大切な人に最後の言葉をかけることも出来ない寂しさ。

こういう想像をして、ただ感じるのは1点だけ。
1秒1秒を大切に生きる。ただそれだけ。