読書記:稲盛和夫著「生き方」

稲盛さんがJALのCEOに就任されるようで、彼がどのようにJALを再建していくのか、とても興味がある。
市場環境が芳しくないだけに、業績の好転よりも負債処理と極限までの経費削減が最優先になるが、彼が閉鎖的で硬直化しているといわれる会社の中を、いかに変えていくか。
どのような覚悟で就任を決意したのだろうか。最後にして最大の社会貢献なのか。
期待してみたい。
以前、たぶん3年くらい前にこの本を読んだときは、
その時すでにベストセラーとして書店山積みだったので手を伸ばしたのだが、
正直内容にはピンと来なかった。
達観された人生論だから、ちょっと遠い存在な気がして、文字がすんなり頭い入ってこない感じだったのだ。
今回読み直したが、その印象はあんまり変わらなかった。。。
理解力が足りないのではなく、根本的に自分がダメな人間なのか、って気がしてくる。
印象的なのは、「世のため人のため」という利他の精神。
子供の頃によく聞いたフレーズも、いつのまにか逆に怪しいコトバに思えてきていた。
自由競争の資本主義は「利己」の一面もあるが、より大きな視点では、価値を提供して社会に貢献し、人に喜んでもらうという利他の精神が宿っているんだろうな。
印象に残ったのは、利他の精神も、より大きな単位で見ると利己に転じてしまうという記述。
「家族のため」「会社のため」と思っても、社会全体で見れば「家族さえよければ良いのか」「会社さえよければ良いのか」という限定された利己に見える。しかるに、出来る限り大きな視点で物事をとらえ、利他に生きるべき、と。
そのように出来る限り大きく捉えれば、仕事をする意味、生きる意味もにじみ出てくる。
そして、人間として正しい生き方を追求し、願いに向かい、一瞬一瞬丁寧に生きる。
また何年か経って、もう1回読まなければ。その時は感じ方が変わるかな?

生き方―人間として一番大切なこと
サンマーク出版
稲盛 和夫
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人は才にあらず,徳を …
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