林修著「受験必要論」

若いうちに、一つの目標に達成するために頑張る、という意味で受験は必要。
でも知識力(ほとんど記憶力でしかないと思うが)という物差しでしか評価基準が無い、
大学受験を頂点とした今の学校教育は大きな問題。
完全にそう思います。
イチローや松井が大学を出ていないのと同じように、自分の得意領域ややりたいことが定まっている子どもにとっては、大学は不要かもしれないや、ものすごく必要かもしれない。
そういう多様性の前提に学校教育があれば良いなあと強く思う。
一方自分は、大学受験の1年間、将来の目標は特に考えず、ただ単に目の前の受験勉強を、まるでゲームのように楽しみながら頑張った。
20代~30代前半くらいまでは、その頑張った自信が自分を支えていたように思う。
だから、何も将来の目的は定まっていなかったけど、その先、大学時代に体験したことがその先の進路に繋がっているし、
受験が果たした役割は大きかったように思う。
林先生の話。
予備校教師は、生徒を大学に合格させる、というのが唯一の提供価値。
だから生徒によっては現代文に時間を裂かせずに他の教科に時間を使え、とアドバイスすることもある、とのこと。
すごく生徒のことを考えた優しい先生だな、と。
あと、テレビでも聞いたことのある話だが、テレビに出続ける理由として、
自分より知識の無い生徒に対して教え続けるという、立場が強い環境にずっと居続けると、競争したり外部から刺激を受けたりすることが少ないから、
コミュニケーション能力に長けた芸能人と一緒に仕事をしていくことでさらに自分を高められる、と。
自分のことを客観視して行動している、なかなかな人だなあ、と感じたぞ。

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