高広伯彦他著「フェイスブックインパクト」

最近、facebookが第二の日常生活圏に近い感覚になってる。
FBに居る自分は、社会的な顔(会社にいる時に近い意識)という感じ。
一方、自分にとってtwitterは、世間の情報入手とくだらない発言用という役割になってきた。
ということで一旦整理するために読んでみる。
結果、フェイスブックのものすごい可能性を感じた。
特に最終章の高広さんのパートは、本質論なので好き。
FBは日本で普及するかどうか、と考えるより、普及するべき、と思う。
なぜなら、もう少し普及していけば、世の中に、広告業界に、また新しい変化をもたらしてくれそうだから。
変化はあったほうが良い。
以下、キーワード。
■フェイスブックは進化人類学史上、はじめての世界を作ろうとしている
WEB上で顔と情報が一致する特定個人同士がつながる、はじめての世界。
■FBは人間の基本的欲求である「共感の共有」を可能にした
■ブログは講演、FBは講演後の「パーティ」、twitterはその後の「飲み会」
■FBの特徴は「ほど良い社交性」
■FBの得意技は感情のコミットメント。
ざわとらしいバイラルネタよりも仲間の日常こそニュースになる。世の中ごとから仲間ごと化へ。
■リア充な、社会的関与度が高いほど実名によるコミュニケーションのニーズ高い。確かに。
■セルフブランディング欲が高い人の割合が高い。
■企業自社サイトとFacebookページの関係は、「本店と支店」
■eコマースからfコマースへ。(FB内eコマースの台頭)
■ソーシャルメディアにより、コミュニケーションは統合より、分散、配布。
確かに。。以前より連動性/インテグレート感の必要性を感じなくなってきた
■トリプルメディアから、クワッドメディアへ。
フェイスブックの登場、各ウェブサービスのAPI公開の動きにより、メディア分類の垣根があいまいに。
メディアの形態ではなく、価値や位置付けでの分類の必要性から4つに分類。
・owned media
・paid media
・earned media
・user-initiative media
フェイスブックはその四分類の全ての特性を兼ね備えている。

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