落合博満講演会に行ってきた。ようやく。

金曜の夜に名古屋で開催、しかも森繁和がゲスト、ということで、行かなあかんだろうと。
センチュリーホールは3階席まで結構人が入っていたぞ。相変わらず人気なのね。
話は、ぽんぽんと脈略なく話題が変わっていく。
普段のビジネスシーンでは、アジェンダ、章立て、結論ファーストな感覚に慣れているから、
どうもこの語り口には違和感があったけど、なんとも不思議な、でも聴いていて飽きない2時間だった。
話題は今年の夏の甲子園でファールを打ち続けた花巻東の選手の話から始まった。
1本ヒット打って、あとはずっとファーボールで規定打席達して首位打者もあり得るね、とか。
それから記録の話。ちょうどバレンティンの56号待ちの日だったから。
記録が更新されることは良いことだ、と。
過去の栄光にまた光が当てられることは良いことだ、と。
それから話題は、三冠王でもらったダッジを最近までずっと乗り続けた話や
映画の批評本を出した話。
クライマックスシリーズの楽しみは、五割満たずのチームが日本一になること。
それでクライマックス議論がはじまればよい。
野球がきらい。ずっと嫌い。だからやれた。
リトルリーグ、高校野球は個人の能力を伸ばすより、勝つことが優先されてすぎていないか?
中日の話。きた。でもちょっとだけ。
井端の守備固めになんで井端より下手な奴を入れるんだ?
じゃあなんで岩崎を捨てたんだ?
ショートがいない。サードばかりいる。
みんなショートやらせればよい。
そんな感じで1時間喋って、森さん登場。
今年の夏に和歌山の記念館に遊びに行った話。
キャンプの思い出話。
最後に客席からの質問。3人。
①大谷の起用をどう思うか、について。
メジャーに行きたいんだろ?だったらピッチャーだ。あの程度のバッターはいっぱいいる。
ピッチャーで育てるためには、1イニングゼロに押さえる経験をもっと積ませるべき。
②なぜいまの中日が弱いのか。
練習が足りない(きっぱり)
③人を育てるには?
あなたがしっかりすること(笑)
みんなきっと来期の監督人事や守道采配への意見をもっと聴きたかったんだろうが。。。
そして最後に抽選会。サインボールや色紙など。
このコーナー要らない。時間無駄。
ということで途中退席。
まあ漫才を聴いている感じで楽しかったが最後の抽選会がいやな感じで、
ちょいと後味の悪い2時間でしたわ。

藤井純一著「監督・選手が変わってもなぜ強い?北海道日本ハムファイターズのチーム戦略」

思いのほかスポーツビジネス、チーム経営の話だった。
普通の会社同様、利益を出し続けること、そして明確な経営ビジョンを掲げ続けることが、しいては一貫性あるチーム作りにつながり、そして、場当たり的な選手補強に頼らずに若手を育ててチーム内から選手を輩出し続けることができる、のだと。
それが安定した好成績、そしてファンの定着につながる。
企業経営としての当たり前が、今のプロ野球にはまだまだ全然足りない。
というか、この日本ハムのように単体企業として利益追求するプロフィットセンターとしてのチームもあれば、広告宣伝としてのコストセンターとしてのチームもある。それが混在している現状が異常だ。
著書中に、「オーナーが選手起用まで口を出す異常な球団もある一方、監督がコーチ人事やドラフトまで完全掌握する異常な球団もある。ではその監督が居なくなったらどうなるのか?」という読売と落合中日を軽くディする文があって笑った。

栗山英樹著「覚悟」

日ハム栗山監督が、2012年のリーグ制覇直後に発刊した著書。
監督って、本来どうあるべきなんだ?ってところをちょっと垣間みたくて、読んでみた。
2013年、落合さんの予言通り、
2年目の高木守道政権は、ボロボロだ。
はっきり言って、見るに値しない、論じるに値しない。
選手が可哀想だ、と胸を痛めるだけなので、あえて目を背けている。
守道は「監督」というプロフェッショナルな職業のレベルに達していない。
まあ、そんな人を選んだ球団が問題なのだが、守道本人も問題である。
本気で優勝目指して命賭けてるのか?一生懸命考えているのか?覚悟はあるのか?
「覚悟に優る決断なし」
この著書のあとがきに書かれていることが全てだ。
選手への愛情を持って接するコーチや自らの生活を賭けて頑張る選手たちに対して、
すべての責任と覚悟を持って決断をするのが監督だ。
そういえば、2012年シーズンが始まる前から、
栗山さんは監督として成功する匂いがプンプンしていたなあ。
この著書のタイトルのように、
情と理のバランスがいい感じだと思ったから。
論理的な判断をしつつ、現場感や選手に対する愛情も含めて判断するべき、というくだりは、
まさに実際に現場を味わってこそ分かってる境地なんだろうね。
日本ハムの球団経営の素晴らしさも垣間みれた。
次は、それ系の本を読み進めてみようと思う。

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